タイプ別でみる「シミ」対策方法

老人性色素斑

このタイプのシミは、紫外線の影響が大きいため、居住地の環境にも左右されます。日照時間が短く、紫外線を浴びる量の少ない人はシミができにくいという話もあります。また、処理できるメラニン色素の量に個人差があり、生まれ持った体質も、大きく関係してきます。
ですから、何よりも大切なのは、紫外線対策です。

■ 紫外線を防ぐ帽子や日傘など

UVカット加工がされたツバが大きめのものを選びましょう。色も濃いめのものがいいです。

■ サングラス

紫外線は目からも侵入し、目から入った紫外線の情報が脳に伝えられると、脳は紫外線の害から体を守ろうとメラニン色素を作る命令を出します。その結果、日焼けをしたことと同じになり、シミができる可能性が高まってしまうのです。

■ 日焼け止め

日焼け止めには紫外線を防止する強さが示されています。
SPF:これは「Sun Protection Factor」の略で、シミの元となる紫外線B波を防ぐ効果を表す指数で高いものほど強いものとなります。
PA:こちらはシミになる紫外線A波を防ぐ効果を表す指数です。「PA」の場合は数値ではなく「+」の記号で表され、「+」・「++」・「+++」の順に防止効果は高くなります。

■ 美白コスメ(化粧品)

浴びてしまって紫外線、できてしまったシミに対策するには美白コスメ(化粧品)が必要です。 美白成分の中で、まず、ビタミンC誘導体には、紫外線の肌ダメージを回復する働きがあります。また、欧米では医療現場でも使われている「ハイドロキノン」は美白効果が高く、メラニンを生成する酵素チロシナーゼの働きを抑制するほか、すでにあるメラニンの色を薄くする還元作用があります。美白コスメ(化粧品)に対しては、成分だけではなく、しっかりと成分が肌に入るプロセスを作っているものを選びましょう。

肝斑

肝班は、女性が妊娠・出産したときや、ピル(避妊薬)を飲むと、 急に肝班が発生したり、悪化したりすることから、 女性ホルモンが大きく関係すると考えられています。ですので、以下の対策が必要です。

■ 内服薬

皮膚科では、飲み薬のトラネキサム酸や、ビタミンC剤のシーピー配合顆粒、トランシーノが処方され、女性モルモンではなく、メラノサイトに働きかけます。

■ 美白コスメ(化粧品)

皮膚科医等で処方される化粧品や、ドクターズコスメ等で 肝班にも有効な美白成分を配合した化粧品を利用しましょう。また、ホルモンバランスを乱さないようストレスをためない生活をすることも大切です。

肝斑

遺伝的な要素もあるそばかす。その対処方法は以下の通りです。

■ レーザー治療

そばかすの治療には、メラニン色素に有効な、アレキサンドライトレーザーが使われます。
すぐにそばかすを消したいというなら、一番効果的なのはレーザー治療でしょう。治療後もドクターからの塗り薬や日々の紫外線対策は必要です。

■ 塗り薬

皮膚科では、ハイドロキノンやビタミンA誘導体のトレチノイン、ビタミンCが配合された、塗り薬が処方されます。こちらは肌質にあわせて処方してもらいましょう。

■ 美白コスメ(化粧品)

気軽に始められるのが美白コスメ(化粧品)です。ハイドロキノンやビタミンCを同時配合した化粧品もでてきているので、これ以上濃くしたくない、増やしたくないそばかすに対して地道に対策することができます。

炎症後にできる色素沈着

ニキビなどの炎症後に起こした色素沈着に対しては以下の対策法があげられます。

■ ケミカルピーリング

ピーリングは、軽い酸の成分で表皮を軽く溶かして、角質サイクルを活性化させ、肌のターンオーバーを正常化させる作用があります。施術には、刺激が強いので、敏感肌などの人には注意が必要です。

■ 皮膚科の外用薬

主には、細胞分裂を活発にさせる「レチノイン酸」、抗生物質の「アクアチム」、 「ハイドロキノン軟膏」「ビタミンC誘導体」が使われます。

■ レーザー治療

短時間で茶褐色のメラニンを薄くする治療法です。原因を改善するのではなく、取り除くだけなので、再発することも多いと言われています。

■ 美白コスメ(化粧品)

皮膚科の処方薬と同じ成分を使ったものも多数出てきているので、まずは自分で改善したい場合にはおすすめです。